初代ヨーロッパはフランスでデビューを果たしており、その名の通りヨーロッパ大陸を主なマーケットとしていた。初代モデルはほとんどが大陸で販売され、道路事情に合わせて左ハンドル仕様がメインに生産されている。2年後には改良型ともいえるシリーズ2(タイプ54)が登場し、こちらは右ハンドル仕様も数多く生産されイギリスでも販売。商売になると読んだロータス社は生産にも力を入れていくことになる。
初代モデルは車両価格を抑える目的もあり、サイドウインドウ・シートは固定式となっていたが、シリーズ2では突然パワーウインドウがおごられ、シートも前後調整が可能になっている。そのため車重は50kgほど重くなっているが、GTカー的な快適性が確保されたことでセールスも伸びている。さらに3年後の71年には、ルノー製に代えてフォード製のDOHCエンジンを搭載したヨーロッパTCへと進化することになる。
ヨーロッパTCに積まれたエンジンは、フォード製の1.6Lエンジンにロータス・オリジナルのDOHCヘッドを組み合わせたもので、最高出力も105psへとスープアップ。ボディもリアの左右にそびえ立っていたバーチカルフィンが低くなり、斜め後方の視界もほんの少し向上。日本へ入ってきたのもこのTC以降のモデルが多く、フラットな台のようなリアセクションが印象に残っている人も少なくないだろう。燃料タンクもこのとき32Lから57Lへ増量されている。


