今も続くポルシェ 911が初めて世に出たのは64年であり、すでに40年以上の歴史を誇っている。ポルシェ 356に代わる第2世代のポルシェとしてデビューした911は、当初901とネーミングされたが、すでに3ケタの真ん中に0を置くネーミングを商標登録していたプジョーからクレームが付き、911に変更したというのは有名な話だ。64年登場の911は全長4163mm、全幅1610mm、全高1320mm、ホイールベース2211mmというコンパクトさだ。
356までは1.6Lの水平対向4気筒のOHVエンジンを搭載していたが、911では水平対向のまま6気筒とし、排気量は1991ccに拡大。日本グランプリにも参戦した904カレラはすでにDOHCのヘッド開発技術をクリアしていたが、量産車には複雑で高価ということでSOHCを採用。その後、ポルシェはエンジンの高性能化を図りながらも、90年代まで水平対向SOHCを911に搭載し続ける。冷却方式は空冷、潤滑方式はドライサンプとしている。
サスペンションはフロントがストラット+トーションバー、リアがトレーリングアーム+トーションバーで、ブレーキは4輪ディスク。リアエンジンならではの独特の操縦性を持ちながら、最高出力130psから最高速度210km/h、0〜400km/hが16.5秒というポテンシャルを誇る。リアシートはほとんど緊急用ながら、2+2のレイアウトはこのときから最新のポルシェまでずっと引き継がれている。


