新世代のミッドシップ・ポルシェとしてボクスターが生まれたのは96年と、もう10年以上前のことだ。そのボクスターがフルモデルチェンジされ、第2世代が日本にも上陸しているが、05年にはクーペバージョンであるケイマンが登場。ボクスターが世に出てから10年以上を経てクーペボディが追加されるあたりがいかにもポルシェらしいが、ケイマンはエクステリアもクルマの中身も、ボクスターとは違った味わいを秘めている。
価格設定もボクスターを上回るケイマンは、フロントスタイルこそボクスターとほぼ共通ながら、リアスタイルはかなり入念にデザイン処理がなされている。クーペボディならではの流麗なルーフラインもさることながら、リアウインドウをやや落とし込み、一方でタイヤハウス上のリアフェンダーを膨らませてリアスタイルを強調。肩を怒らせたように見えるリアビューは、ややもすると911より格下に見られがちなケイマンの存在価値を高めている。
3.4Lエンジンを積むケイマンSと、2.7Lエンジンのケイマンの2グレードが用意されるが、ポルシェはまず高性能バージョンのSからデリバリーを始めている。ボクスターに対して、よりスペシャリティ性を強調する作戦かもしれないが、ナチュラルに楽しめる2.7Lのケイマンの人気も高い。水平対向6気筒エンジンの最高出力はSが295ps、最大トルク34.7kg-m、2.7Lのケイマンは最高出力245ps、最大トルク27.8kg-mというスペックになる。


