65年には生産台数が1000万台を超え、ドイツのウォルフスブルク工場では74年の1191万9519台目が最後のビートルとなったが、その後もヨーロッパ各地で78年まで生産を継続。さらにメキシコやブラジルで生産が続けられ、03年7月までに2152万9464台が世に出ている。日本でも52年から輸入が始まり、78年まで26年にわたって正規販売されている。75年には初代ゴルフが上陸しているが、その後も3年にわたって併売されていたわけだ。
ヤナセが52年から輸入を開始し、53年には105台、54年には752台が販売されている。それから26年にわたって輸入が続くが、ピークは生産終了の声が聞こえてきた74年の1万4620台となっている。74年といえばすでにヨーロッパでは初代ゴルフがデビューしているが、日本では若者を中心にビートル人気が高まっており、国産車に比べて決して安くはなかったが、多くの人がビートルを買い求めている。
一方で70年代後半になって厳しくなってきた国内の排ガス規制にもしっかり対応。76年には電子制御燃料噴射とEGRで50年規制に対応した1200LSEと1303SEコンバーチブルを発売。翌77年には78年モデルのビートルを2車種ラインナップしており、これが最後の正規輸入車となる(正規輸入は78年3月で終了)。最終型は1200LE(1.6L)が165万8000円、1303LEコンバーチブル(1.6L)が271万8000円。1200LEは同じ時期のゴルフEより6万円高くなっている。


