BMW 3シリーズのルーツは古くは2002に求められるが、初めて車名の頭に3がついたクルマ(E21)が登場したのは75年のこと。ヨーロッパでは316、318、320、320iがラインナップし、下2ケタの数字はご存じの通り排気量を示している。その後2代目のE30 、3代目のE36、4代目のE46を経て04年に現行モデルのE90系が登場。実に7年ぶりのフルモデルチェンジとなり、日本では05年4月からデリバリーが開始されている。
現行3シリーズのサイズは全長4525mm、全幅1815mm、全高1425mm、ホイールベース2760mmとなる。幅はやや広いが全長はメルセデス・ベンツ Cクラスや新型アウディ A4などよりコンパクトで取り回しやすい大きさだ。先代E46が出たとき「3シリーズにしては大き過ぎる」という声も出たが、衝突安全性の確保などでクルマが大きくなる中、現行3シリーズはこのセグメントのセダンとしてジャストサイズといえるだろう。
搭載エンジンは320iに搭載される2Lの4気筒以外はすべてBMWお得意の直列6気筒となり、2.5L、3L、3.5Lツインターボを用意。すべて可変バルブタイミング機構のダブルVANOS、スロットルバルブを廃したバルブトロニックを採用。2.5Lは325i用と323i用ではチューニングが異なり、最高出力に19psの差がつけられている。駆動方式はすべてFRが基本で、330と325に設定されるxiはXドライブと呼ばれるフルタイム4WDシステムを与えられる。
ボディタイプはセダンに加えクーペ、ツーリング(ワゴン)、カブリオレの4種類を用意。BMWの教義に従って全モデルがほぼ50::50の前後重量配分とされ、BMWならではのバランスのいい走りを実現している。サスペンションはフロントが熟成されたストラット、リアはかつてのセミトレーリングアームの流れをくむ5リンク式の独立懸架。最適な前後重量配分とあいまって相まって、高い接地性を見せるBMW車の要となっている。


