初代ゴルフが日本上陸を果たしてから34年。現行ゴルフVは04年にデリバリーが開始され、ずっとベストセラーカーの座を守り続けている。当初は5ドアハッチバックのみだったが、その後ゴルフプラス、ゴルフトゥーラン、ゴルフヴァリアント、クロスゴルフとバリエーションも増強。スポーツバージョンもGTIにとどまらずR32を追加し、240万円台のベーシック仕様から超高性能バージョンまで幅広くラインナップをそろえる。
ゴルフVのデビュー時はFSIと呼ばれる直噴式の1.6Lと2Lを搭載し、その後直噴ターボを搭載するGTIとGTXを追加。しばらくはこのエンジンラインナップが続いたが、07年に小排気量エンジンにターボとスーパーチャージャーを付加したTSIエンジン搭載車が上陸し、それまでの2L・FSIに取って代わる形となる。さらに1.6L・FSIに代わるエンジンとしてヨーロッパでは1.4Lのターボ仕様が登場しており、現在のベーシック仕様に積まれる1.6Lエンジンも近いうちにこの新型TSIに切り替わる予定だ。
トランスミッションはGTIとR32には6速MTが残されているが、ゴルフEとプラスを除くモデルには新設計の6速セミATであるDSGが組み合わされる。トルクコンバーターを使わず、瞬時にシフトアップとシフトダウンを自動でこなすDSGは、2ペダルながらMT以上の走りっぷりと、AT同様のイージードライブを両立したシステムとして高く評価されている。現状は6速がメインだが、すでにヨーロッパでは7速のDSGもリリースされている。
初代ゴルフ時代から定評のあるサスペンションは、最新のゴルフでさらに進化を遂げて満足いくフットワークを見せる。フロントはストラットを踏襲し、リアは長年使い続けてきたトレーリングアーム式から4リンクへ変更。ボディの剛性アップ、サイズの拡大、さまざまな要因による重量増に対応するための進化とみられる。ボディサイズは全長4205mm、全幅1760mm、全高1520mm、ホイールベース2575mmとゴルフIVよりひと回り大きくなっている。


