

直6エンジンを搭載し、2代目セリカの上級モデルとして登場したアッパーミドルスポーツのXX(ダブルエックス)が、スープラの祖。このときはセリカのシャシーを流用していたが、1981年のフルモデルチェンジで登場した2代目XXは、一足先に登場した初代ソアラとシャシーを共用。同時に誕生した3代目セリカとは、同じシリーズでモチーフを共用しながらも、別シリーズとしての一歩を踏み出すことになった。1985年にセリカは3回目のフルモデルチェンジを受けて4代目に移行したが、XXは、もうしばらく2代目モデルを継続して販売。翌1986年、ひと足早くフルモデルチェンジを受けて登場した2代目ソアラとシャシーを共用する初代スープラに生まれ変わっている。
ちなみに、スープラというのはラテン語で"至上"とか"(それを)超えて"を意味し、英語のスーパーにも通じるネーミング。XXは、アメリカのスラングではみだらな言葉として嫌われ、それまでもスープラと呼ばれていた。2代目XXから初代スープラへの移行は、紛れもない正常進化で、それは型式記号で2代目XXがA60系、初代スープラがA70系とされていることからも明らか。パッケージングも、直6エンジンを搭載し後輪を駆動する4シーター(5座未満で2+2以上という意味での)のクローズドクーペで、一貫したものがあった。
その後1993年には、スープラとして最初のモデルチェンジを行い2代目に移行したが、残念ながらこれが最終モデルとなった。2代目XXと初代スープラはグループAで戦われる全日本ツーリングカー選手権に参戦。初代スープラはエボリューションモデルのターボAを投入し、デビューウィンを飾っている。2代目スープラは全日本GT選手権に参戦。4気筒のターボエンジンにコンバート、1997年にはダブルタイトルに輝いたのを筆頭に、常にトップ争いに加わっていた。2003年にはエンジンを再度換装。NAの大排気量という、新しいトレンドを作り2005年には王座を奪回した。この基本コンセプトは、次期ウェポンとなったレクサスSC430にも踏襲され、2006年の王座奪回につながっている。



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