

日産が誇るフラッグシップ・スポーツカー。その前身である「フェアレデー」もさまざまなモータースポーツで活躍しており、国内はもちろん、米国でもスポーツカーとしての評価は確立していた。だが、ライトウェイトなオープン2シーターは、安全性能の確保が困難であることなどがネックとなり、スパルタンにして古典的なパッケージングは継承されることなく、次世代モデルは新しい時代にフィットするモダンなスポーツカーとして企画された。
そして1969年に登場したのが初代フェアレディZ(S30)である。国内外で、このコンバートは支持され、新たなファン層を開拓。現代に続く「Z人気」は一気に高まった。ストレート6を搭載したロングノーズ+ショートデッキで始まったパッケージングの変遷は、よりコンパクトなV6を得てショートノーズ+ショートデッキも試されたが、現行モデルのZ33では70年代への回帰をイメージしたのか、再びロングノーズの傾向がみてとれる。
Zの歴代モデルはすべてモータースポーツに参戦。主に国内と北米でその栄光の記録を積み上げてきた。現行モデルが活躍するトップカテゴリーは、世界最強の"ハコ車"レースを標榜(ひょうぼう)するスーパーGTシリーズ。2004年シーズンに、スカイラインGT-Rに代わって登場するや、いきなりチャンピオンに輝いている。ちなみにその前身から使用している車名のフェアレディは、映画『マイ・フェア・レディ』からヒントを得たもので、当初は「フェアレデー」という表記であった。末尾のZは「究極のクルマ」を意味している。



広告
このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容はMSNおよびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。