

初代モデルが1955年に登場した、国産車として最も長い歴史を誇るモデルがクラウン。「王冠」を意味する車名の通り、国産車の王様として、トヨタのみならず日本を代表する名車に成長した。
初代モデルは1.5リットル4気筒エンジンを搭載していたが、すぐに直6の2リットルが登場。税制改革なども手伝って3ナンバークラスのオーバー2リットルが、やがて標準的な仕様となった。1964年には拡幅ボディにV8エンジンを搭載したクラウンエイトが派生モデルとして誕生したが、これはすぐにセンチュリーに発展していった。
四半世紀を経て1989年には、やはりV8エンジンを搭載した新機種のセルシオが登場。歴史の重さを別にすれば排気量も車格(そして当然販売価格)もクラウンの上方に位置しており、トヨタのフラッグシップの座を譲る格好となっていたが、2005年にはレクサスチャンネルが国内にも導入され、セルシオは"転籍"。2007年にはレクサスLSのネーミングで新型に移行し、クラウンは晴れて再びトヨタのフラッグシップの座に戻されることになった。フラッグシップというと、飾り看板のようなイメージもあるが、クラウンの場合は販売量も半端でなく、名実共にトヨタの看板モデルとして発展してきた。
ちなみに、現行モデルからは想像し難いが、2代目モデルはレースでも活躍。1963年に行われた第1回日本グランプリでは2リットル以下のツーリングカーレースで優勝。パブリカ(ヴィッツの前身?)とコロナ(現在はプレミオに移行)とともに、トヨタの3クラス制覇にひと役買っていた。



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