日本導入は07年6月で、C250のみやや遅れて9月からデリバリーを開始。やはり定番セダンだけに売れ行きも好調で、07年10〜12月は首位VW ゴルフ、2位BMW 3シリーズに続くセールスを記録。途中登板ながら07年通年でもBMW ミニに次ぐ年間4位の座に就いている。当初はセダンのみの展開だったゆえに3シリーズの牙城には迫れなかったが、待望のステーションワゴンが今年4月に上陸。さらなるセールス増が見込まれている。
W204のコードネームを持つ新型Cクラスのアピールポイントは「アジリティ」。敏捷(びんしょう)性を意味する単語だが、より走行性能を高めてBMWのお株を奪ってしまおうという考えか、「アジリティコントロール」と名付けられた統合チューニングがなされている。サスペンションだけでなくエンジン搭載位置、ステアリングギアレシオなども見直されて俊敏性を向上。特にアバンギャルド系はスポーツセダンと呼んでもいい操縦性が与えられている。
フロントのオーバーハングを短く保つデザインはそのままに、リアオーバーハングはやや伸ばされ、トランクルームの容量確保にも貢献している。後席も居住スペースを拡大しているが、よりパッケージングを煮詰めたBMW 3シリーズ、ホイールベースを長く設定してきたアウディ A4に比べるとややタイトに感じる。センターに大きくスピードメーターが配されるインパネのデザインはメルセデス伝統のもので、先代Cクラス後期型の2眼メーターから元に戻されている。
ライバルは言わずと知れたBMW 3シリーズ、アウディ A4が代表的なところで、特に3シリーズとは日本のマーケットでも熾烈なセールス合戦を繰り広げてきた。ユーザー層はやや異なるものの、ファミリー層からコアなドイツ車フリークまでアピールする点は共通で、価格帯も似通っている。CクラスのボディにAMGチューンのV8を詰め込んだC63AMGもいよいよ上陸し、ハイパフォーマンスセダンの分野でもM3セダンとがっぷり組むことになる。


