1997年に登場したプリウスは文字通り世界中を驚かせた。それまで誰も実現していなかった量産ハイブリッド乗用車が21世紀を前に登場したからである。そしてトヨタはこのプリウスからハイブリッド戦略を敷き、2007年5月末にはついにハイブリッド車の累計販売台数が100万台を突破した。
そうした歴史の中で2代目プリウスの存在は意義深い。初代はまだ多くの人には認知されなかったが、新たなTHSIIを採用したことによる高い動力性能と燃費性能の両立によって、誰もが知っているクルマにまで認知度を高めたといえる。
こうして燃費やエネルギーの流れを知ることのできるマルチインフォメーションディスプレイや、ブレーキング時にエネルギーを回収する回生ブレーキシステムなどハイブリッドならではの装備も多くの人に知られるものとなった。2代目プリウスは発売から約1カ月で月販目標台数の3000台の約3.6倍にあたる1万1000台を受注した。
そして今やトヨタのハイブリッドは100万台以上が世の中に存在しているのである。トヨタは環境への対応を経営の最重要課題のひとつとしてハイブリッドの普及に取り組んできたが、この数字を見ればそれは成功したといえるだろう。ちなみにトヨタは今後2010年代のできるだけ早い時期に、年間100万台販売の実現を目指している。




