トヨタが10年前に実用化させ、多くの人々に「エコロジー」を考えさせるきっかけとなったハイブリッド方式。
毎日の暮らしに欠かせないクルマだからこそ、その環境への影響は気になるところ。
「石油」という限られた資源を加工したガソリンを燃やし、排気ガスを出しながら走っているのだから、もちろん人間の排出するCO2よりも環境に対して悪影響を及ぼしてしまう。しかしながら、クルマのおかげで現在の流通や経済が循環している点も否定できないわけで、少しでも環境によい方法を考えながらクルマとうまくつきあっていく必要がある。
そこで最近は、燃費をさらに向上させたり、ガソリンではないエネルギーを活用した自動車を開発したりする動きが盛んだ。
環境対策を考慮した機能を持つクルマは総じて『エコカー』と呼ばれているが、なかでも、ガソリンを燃やした今までのエンジンによる駆動力と、電気モーターによる駆動力を一緒にした「ハイブリッド方式」が現在最も普及している。
ホンダが完成させた「燃料電池車」は、昨年首相官邸に納車され、小泉前首相も大喜びでPRしていた。
『エコカー』にはどんなモノがあるのだろうか。
先ほどの「ハイブリッド方式」はトヨタが開発し、世界に先駆けてプリウスで実用化した技術。このハイブリッド技術は、他のメーカーもトヨタと技術提携を結び、実用化に向けて開発が進んでおり、数年以内にはこの方式のクルマは増えると見られている。
また、最近ではトラックなどの貨物車などは「CNG」と呼ばれる天然ガスを使用するエンジンを搭載するケースも多い。昨今話題になっている「燃料電池車」は環境に優しい水を排出するだけの夢のクルマなのだが、普及まではまだ時間がかかりそうだ。
今年の冬は暖かかったことなど、地球温暖化が進んでいることが肌で感じられる時代になった。カーライフにおいても、便利さだけを追求せず、少しでも環境を考えるマナーが年々必要となってきている。
最近のロープロファイル・タイヤだと、空気圧低下は分かりづらい。こまめにチェックして、常に正常な状態かを確認したい。
だからといってすぐに『エコカー』に買い換えられるわけではないし、今乗っている愛車でも、十分できる環境対策がある。
まず、運転する前に大切なのがクルマの状態。オイルが古かったり、冷却水の量が十分でなかったりすると、オーバーヒートの原因となりやすく、結果として燃焼効率が悪くなる。また、市販のエンジンオイル添加剤を使用すると、エンジン内の摩擦・磨耗が緩和されることでエンジンの性能がフルに引き出され、燃費の向上につなげられる。
あと一番忘れがちなのが、タイヤである。実はこのタイヤの使い方次第で、燃費は大きく異なる。一番多いのは空気圧の低下。何も詳しく「○○気圧に」という必要はないが、給油する際にGSの店員に「タイヤの空気圧をちょっと高めにしておいて」とお願いするだけでも燃費向上に効果がある。
常に気にかける精神を持っておきたい。
運転において「急」がつく動作はできるだけ避けたい。スムーズかつ丁寧な運転は、結果として地球に優しい運転になる。
では、実際に運転する際に注意したいこと。よく言われていることであるが、無駄な加速や急減速、長時間のアイドリングや空ぶかしなどは不必要にガソリンを消費する。例えば環境先進国ドイツなどでは、踏切で停車する際はエンジンまで停止させるのが常識なほど。ただでさえ渋滞の多い日本だけに、このマナーを徹底するだけでも燃費はかなりよくなる。
次に、できるだけスムーズに走ること。こまごまとアクセルとブレーキを交互に踏むのではなく、ゆったりと周囲を確認しながら走行し、加速や減速を減らせると少しでも環境に優しい運転が可能となる。
クルマを使用する便利さの恩恵を受けるだけでなく、周囲への配慮を忘れない「エコドライブ」を心がけたい。
このページ上に表示される記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSNおよびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。